2025年1月21日、鳥取市の牛丼チェーン「すき家鳥取南吉方店」において、客からみそ汁に異物が混入しているという指摘を受け、従業員が確認したところ、みそ汁にネズミの死骸が混入していました。
その映像がSNS上で拡散され、大きな話題となりました。

異物混入や店舗の衛生管理に関する炎上は過去にも発生していますが、ブランドにどのような影響を与えるのでしょうか?
本記事では、過去の炎上事例と比較しながら、すき家の今後を考察します。
すき家のネズミ混入騒動の概要
今回の騒動は、2025年1月21日鳥取市の牛丼チェーン店「すき家鳥取南吉方店」で提供された味噌汁の中にネズミの死骸が浮いている映像がX(旧Twitter)で拡散されたことが発端になりました。

この映像は瞬く間にバズり、すき家に対する批判が相次いだのです。
すき家側は公式に謝罪を発表し、問題の店舗の営業停止措置を取る対応を行いました。そして保健所の現地確認を受けたうえで営業を再開しました。
また全国すべての店舗に対して、提供前の商品状態の目視確認を徹底するよう指示しました。
当初、フェイクではないか、画像処理されたものではないかとの指摘もありましたが、実際には混入は事実だったことを認めました。
過去の飲食業界の炎上事例とその影響
過去にも飲食チェーンが衛生問題で炎上したケースは多いです。
代表的な例として、以下の3つが挙げられます。
(1)マクドナルドの異物混入騒動(2014年)
マクドナルドでは、2014年末から2015年にかけて、チキンナゲットやサンデーチョコレートなどに異物が混入していた問題が発覚し、大きな騒動になりました。

発覚後の2日後に役員が会見を行い、謝罪。株価はガクンと落ち込み、店舗での客足が激減。
売上は一時的に急落し、ブランドイメージも大きく傷つきました。2015年12月期決算では上場以来最大の赤字を出しました。
しかし、その後の徹底した品質管理強化や、メニュー改革を通じて徐々に回復し、現在では再び人気を取り戻し、2016年にはV字回復を果たしました。
(2)ペヤングのゴキブリ混入騒動(2014年)
消費者から「麺にゴキブリが混入していた」という画像付きのツイート(現X)が投稿されました。
製造していた、まるか食品は「製造過程での異物混入は考えられない」とコメントしましたが、化学検査でゴキブリに加熱された痕跡が確認されました。

一時的に製品の販売を中止し、パッケージや製造ラインを見直す対応を取り、既に市場に流通していた製品を自主回収しました。
全国で販売休止を決定し、半年間販売を休止しました。
その結果、ネットオークションで「ペヤング」が出品され価格が高騰しました。
次第に消費者の信頼を取り戻し、販売再開後はむしろ話題性を生かした形で売上が回復しました。
(3)くら寿司のバイトテロ(2019年)
くら寿司では、従業員が悪ふざけで不適切な行為をした動画が問題になりました。
おでんの白滝を口に含んで戻す、ゴミ箱に捨てた魚を拾ってさばく、など衛生的に大問題な動画は瞬く間に炎上しました。
企業側は迅速に法的措置を取るなどの対応を行いました。

まず、3日後にはアルバイト2人を退職処分とし、刑事・民事両面での法的措置をとると公表。
約3か月後の5月下旬に、大阪府警は動画に映っていたアルバイト従業員の19歳少年を偽計業務妨害ほう助容疑で、Aくんと友人の高校2年男子生徒Bくん(17)を偽計業務妨害容疑で書類送検しました。
一時的に売り上げは低迷しましたが、長期的には企業努力によってブランドイメージを回復しました。
すき家の今後への影響と対応策
過去の事例を踏まえると、すき家のブランドへの影響は「短期的にはネガティブだが、適切な対応をすれば回復可能」と考えられます。
短期的な影響
- 一部の消費者がすき家の利用を避ける可能性がある。
- SNSでの拡散により、「衛生管理が甘い」というイメージがつく。
- 一時的に売上が減少する可能性がある。
長期的な回復の可能性
- 公式の対策強化(衛生管理の徹底、店舗環境の改善)を打ち出せば、時間とともにイメージは回復する。
- 限定キャンペーンや値引き戦略を行い、来店促進を図る可能性がある。
- 消費者の記憶は薄れやすいため、半年〜1年後には影響が小さくなる可能性が高い。
まとめ
すき家のネズミ混入騒動は、ブランドイメージに一時的なダメージを与える可能性が高いです。
しかし、過去の事例と同様、企業側が適切な対応を取れば、長期的なブランド回復は十分可能でしょう。

今後のすき家の対応に注目が集まりますね。
消費者としては、このような問題に対してどのような視点を持つべきかを考える機会にもなると思います。
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