公立高校初のマンガ学科がある高森高校とは?
今や、アニメ、マンガといったコンテンツは日本を代表する文化となっています。海外では特に人気があるアニメや漫画に憧れて、日本に旅行に来ると言った人も多いようですね。
8月28日に放送される「笑ってコラえて」(日テレ)で、公立高校初のマンガ学科がある熊本県立高森高等学校が紹介されます。アニメや漫画の専門学校はたくさんあれど、公立高校では初ということで、話題になっているようです。
どんな高校なのか、調べてみましたので、一緒に見ていきましょう。
所在地
熊本県立高森高等学校の所在地は
熊本県阿蘇郡高森町1557
南阿蘇鉄道の終着駅である高森駅のすぐ近くですね。ちなみに隣の駅である「見晴台駅」は2016年冬に始まったキリン午後の紅茶のCMロケ地。私も行ったことがありまして。駅舎の横の自販機は全て午後の紅茶だったのを見て思わず笑っちゃったのを覚えています。
定員は?偏差値は?
マンガ学科の定員は40名だそうです。偏差値は40という情報があり、高くはありません。ですが入試倍率は2.32。
ちなみにマンガ学科以外に「普通科グローカル探求コース」というのがあるそうです。
公立高校初のマンガ学科はどんな人が講師なの?
高校なので、他の教科の授業ももちろんあり、その中でマンガに関する講義も受けていくという内容のようですが、講師として教鞭に立つのは
漫画出版社コアミックス社長 堀江信彦氏
ちるらん原作の梅村真也先生
作画の橋本エイジ先生
など、のお名前が挙がっていましたが、他にもいらっしゃるかもしれませんね。
このようなプロの方々の講義を受けることができるようです。常時学校にいらっしゃるわけではなさそう。マンガ家の方も本業がありますからね。
公立高校初のマンガ学科の卒業後の進路は?
2023年からスタートしたこの学科はまだ卒業生を送り出していませんので、具体的なデータはありませんが、今はネット社会ですから自分の作品をアピールする機会は昔に比べるとたくさんあると思いますし、更に進学して美術系やクリエイターとして勉強をしていくといった進路もあるでしょうね。
漫画を描くといったもの以外にも、新海誠監督の「天気の子」や「君の名は」、ジブリ作品などに見られる緻密な風景の描写を描く、表現するといった分野にも活躍できる可能性もあるかと思います。
公立高校初のマンガ学科は高校で必要?
ネット上では様々な意見がありました。
「それって高校で必要?」
「卒業したらプロになれるの?」
いろいろな意見はあると思いますが、普通の高校に通って習う高度な数学などは、実際社会人になって必要になったことって…あります?
商業科を卒業して簿記の資格を活かして経理の仕事を今でもバリバリやってます!って人どのくらいいるでしょうか。
人生はいろいろ。良いも悪いもないと思うので、本人とご両親が納得されてその学校に通っているのなら、いいのではなかろうか‥‥と筆者は思います。
また、高森高校の紹介動画の中では、子供たちが「学校に通うのがとても楽しい」と言っていたのがとても印象的でした。
日本国内における漫画家の数とコミック市場の売り上げ
2024年の東大合格者数は何人だったと思いますか?
3084人だそうです。
では、日本国内における漫画家の数は何人でしょうか?
古いデータですが、2015年時点でおよそ6000人だそうです。2000年では4000人くらいだったそうです。毎年130人前後の漫画家が誕生しているという計算になります。
もしそのまま増え続けているとすれば、今現在で約7000人ちょい位になっているかもしれないですね。
意外と少ないなという印象です。狭き門なのですね。
東大に合格する人数の23~24分の1ってことになります。
そして日本のコミック市場も2023年は過去最高の6937億円!(nippon.com/japan dataより)出版市場の売り上げの4割以上を占めているという結果に!
確かに、テレビで放送されているドラマも原作はマンガ、なんていうのも珍しくないですもんね。
公立高校初のマンガ学科のある高森高校の環境や地域の見どころ
自然豊か!
高森高等学校があるのは熊本県の高森町。私も行ったことがありますが、周りはのどかな田園風景が広がり、阿蘇山の麓なので水がきれい!
雄大な根子岳(ねこだけ)が目の前にどどーーんとそびえています。
上色見熊野座神社
車で約10分くらいで、「異世界へ続くかのような参道」で有名になった上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)があります。
2023年4月、映画「るろうに剣心」のロケ地にもなったことで有名ですね。
あか牛料理が美味!
あか牛を使った牛丼やステーキが有名。筆者がよく行くのは「やま康」。
おいしそうでしょ?温泉卵がいい仕事してくれてました。
公立高校初のマンガ学科がある高森高校のまとめ
8月28日放送の「笑ってコラえて」で紹介される、公立高校で初のマンガ学科がある熊本県立高森高等学校のことを調べてみました。
マンガ学科がスタートしたのは2023年4月。
定員は40名。偏差値は40。入試倍率は2.32。
寮もあるので県外から来ているお子さんもたくさんいるようです。
所在地は 熊本県阿蘇郡高森町1557
南阿蘇鉄道の高森駅から徒歩3分の近さ。
雄大な阿蘇山の麓、豊かな自然の中にあります。
講師はプロのマンガ家さんや出版会社の社長、大学教授など多彩。
卒業後の進路は、まだ卒業生を輩出していないので正式なデータは不明。
進学して美大や工芸関係の大学、アニメーター、編集などあるかもしれません。
日本のコミック市場は7000億円に迫る勢い。出版業界の4割を占めるコミック市場。今後も盛り上がっていく可能性あり。
周りの環境は自然豊かで、見どころや美味しいものもたくさん。水がきれい!
いかがでしたか?今や世界共通語になっている「マンガ MANGA」。マンガから人生のヒントや勇気をもらったなどという経験をした人は、日本中、いえ世界中にいます。
この高森高校から近い将来、とんでもないヒット作品が生まれるかもしれませんね。
ちなみに筆者が中学生の時に夢中になった漫画は美内すずえの「ガラスの仮面」。長編コミックで、連載が長く結局最終回を知らずに大人になりました。ってかまだ連載してるのかな?
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